とにかく人生における時間は有限で、45歳と言う自分に残された時間は思いの外少ないのだ。
ふとした拍子に(しかし、当たり前と言えばこれ以上無いほど当たり前すぎる)この現実に気付いてしまった私は遂にほんの少しだけ自分の頭を使って物事を考える、と言う事に挑戦してみる。
今まで10年以上毎日、一生懸命頑張ってきた。来る日も来る日もきちんと同じ業務をこなし、どんな仕事も一生懸命に手を抜かずに真面目に仕事をしてきた。そうしていればきっとお店の売り上げは上がる、と信じて・・・。
ところが、現実はそうではなかった。確かに売り上げが大きく下がっているわけでは無いが、
「よし!!いい調子だ!!このまま続けていけば間違いないぞ!!」
そんな確信が持てるほどに成長を実感できているわけでも無い。
・・・。
・・・。
ここで私は初めて「自分の頭で考え」始め出したのです。
一生懸命毎日同じ作業を真面目にこなしていて結果が出ないのならば、 その前提が間違っているのでは無いか?
この仮説にたどりついたとき、まさに私は雷に打たれたような衝撃を受けました。
でも考えてみればものすごく当たり前のことですよね。いつもと同じ事をしていればいつもと同じ結果にたどり着くのは。
小学校の時に毎朝、同じ通学路を通って学校に通っていたと思いますが、毎日、同じ道を通るから同じ学校にたどり着いていたわけです。言うなれば、私たちは毎朝、家を出るときに
「今日もいつもと同じ小学校に行くぞ!」
そう決意して家を出発します。そしていつもと同じ通学路を通っていつもと同じ学校にたどり着くことができていたわけなんです。
逆にいつもと同じ通学路を通ってきたはずなのに、いつもと全く違う場所にたどり着いた、というのでは困るわけなんです(笑)そうなると誰も小学校にたどり着けませんからね。
つまり、私が毎日、ひたすら同じ仕事を単純に繰り返していても一向に事態が改善しないというのは至極当然のことだったのです。
「売上げをあげたい(=違う結果を求めたい)」のであれば、馬鹿の一つ覚えのように単純にいつもと同じことを繰り返していてはダメだったのです。
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